さはら小学校

　さはら小に吹く風も暖かい春の風に変わりました。子供たちもたくさんの日差しを浴びながら、ロング昼休みを満喫。昇降口を入ったところにおひな様を設置していただきました。「何の階段？」「おうちにも飾ったよ」「おひな様？」と高いところまで飾られたひな人形を『うれしいひなまつり』の歌を口ずさみながら眺めていました。一歩一歩近づく春を全身で感じるさはらっ子たちでした。

　「マザーズポケット」の皆さんをお招きして、１～４年生の読み聞かせを行いました。まずは紙芝居で、災害が起きたときの避難の仕方や不審者に出会ったときの対処法などを考える読み聞かせ。「みんなならどうする？」の問いかけに子供たちも考え、答えていました。最後に、パペットを使った『大きなかぶ』の読み聞かせ。子供たちは2年生の国語でも学習しているお話ですが、人形を使った動きのある読み聞かせは新鮮。お話の世界へ引き込まれているようでした。お話が終わると、パペットを使わせてもらえました。実際、手を入れ動かしながら話すと、まるでそのパペットの動物になったかのよう。新しい表現方法に出会えた時間となりました。

　講師の方を2人お招きして「さはら小　土のう袋を送るプロジェクト」を行いました。長年、被災地支援を行ってきたからこそ感じていられる思いを講師の先生から聞く子供たちの目は真剣。数年前に大子町も久慈川の氾濫で被災していること、お正月起きた能登半島の地震など、子供たちにも被災地の大変さは伝わっているようでした。「応援する気持ち」「何かできることをしたい」という気持ちも込めて、一人一人土のう袋にメッセージやイラストを描いていきました。子供たちの思いが被災している方々に届き、少しでも元気になってほしいと心から思いました。